NUCOMURA

アメリカ転勤に連れていかれるnucomuraとその息子の記録

デイケア始まって2ヶ月経ちました

息子がデイケアに通い始めてはや2ヶ月。

 

 こちらにも書きましたが、1月から車で10分くらいの個人宅でやっているデイケアに通わせています。

nucomura.hatenablog.com

 

小さい頃からよく泣いた息子。

起きた瞬間から泣いて、着替えもオムツ替えも全部泣く。抱っこすれば泣き止む子でもなく、2歳の今がいやいや期なのかも分からないくらい、いろんなことを泣いて嫌がりました。生後3ヶ月の時に行ったベビーマッサージでも唯一大泣きしていて、先生の声はほぼ聞こえず帰ってきたなー。

大変なのは病院で、待合室では大人しいものの先生の前にいくと何もされていないのに泣き出す。泣き過ぎでしばしば吐いてしまうことも。しかも親の手の上に出したがり、のうぼん(豆型の銀色のお皿)を差し出されると吐きながらも払い除けると言う謎のこだわり。。

 

そんな子なので、日本の保育園は慣れるのにとても時間がかかりました。

1ヶ月は朝大泣きで、息子がインターフォンに映ると担任の先生が慌ててスタンバイするほど。お昼寝は意外とすんなりできるようになったものの、一日中抱っこの日もあったりで、ある時先生の腕にサポーターが付けられていたのを見て申し訳なく思ったものです。1ヶ月過ぎても泣き過ぎてイベントに参加できず、職員室で先生とサシで遊んでいる日もありました。

そして偏食気味の息子、ご飯はみんなにつられて色々食べるようになるかなーと期待してましたが、結局7ヶ月、毎日お米と味噌汁(具は除く)のみ完食する日々でした。

 

でも、こちらのデイケア、なんと2週目の終わり(6日目)には泣きながらもバイバイをしてくれるように!

とにかく先生がこまめに写真や動画で様子を教えてくれるので、慣らし保育はないものの安心感はありました。

そしてこの先生、ほんとに子どものことをよく見て考えてくれる。学びが多いです。

 

  • ルールをきちんと教える。守らせる。
  • とにかく待つ。
  • 何でもやらせてみる。

 

こう書くと当たり前のことのようですが、育てているとこれが本当にできないのです。

デイケアでは、外遊び、ご飯、お昼寝、それぞれ着替えなどの準備を、先生から名前を呼ばれるまで座って待っているルールがあります。

最初の週、早く外で遊びたい息子が大泣きしている動画が送られてきて本当に心が苦しくなりました。こんな小さな子が泣いて我慢をしようとしている。特に息子は待っていることができない子だったので、尚更こんなの無理じゃないかと感じました。

でも、今息子は自分の順番を待つことができます。

 

今週は、靴を自分で履きたくないと泣いている動画が。先生は、"Yukito, You need to stop crying. Put on your shoes. So you can go outside and play. If you need to help, ask help. I will help you" と話しかけています。

この後、泣き止んだ息子は”elp”と言って先生と靴を履きました。

そしてこの日、家に帰ると息子は言われる前に自分で靴を脱ぎ、バックパックをおろしました。

 

 

先生は、ルールを教え、言葉で伝え、励まし、待ち、できると本当に喜んで、友達含めてみんなで喜びを共有してくれます。

先生は、彼は自立しているといい、彼ができることを信じています。

 

私たち親は、普段、ルールを教える前にダメといい、すぐに出来なければ反強制的にやめさせたり抱っこして移動させたり、自分が代わりにやってしまったり。それがよくないことと分かりつつ、甘えん坊で、泣き過ぎる息子を前に、少し諦めた気持ちもあったのではないか、と考えさせられました。

待てない子、と思っていたけど、本当に待てないのは親の方じゃないか 。待ってあげれば、本当はたくさんのことができるのに。

 

 

でもね、ずっと待っていると、何も進まないからそもそもデイケアにもたどり着けないんですよ!寝る時間があっという間に9時過ぎてしまうんですよ!何も出来ないんですよ!

息子も、家についた瞬間からもう、全然待てないしね!手を洗うのも海老反りで反抗するしね!まんま、まんまって言いながら抱っこを要求するから結局ご飯準備できないしね!

もう、どうしろと?! って思う毎日です。

 

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全然集中力ないのでだいたいシール貼りは1個で終了。