NUCOMURA

アメリカ転勤に連れていかれるnucomuraとその息子の記録

最強ビザをとってきた

先日ビザ面接のため大使館に行ってきました。

 

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私たちが取得したのはE2ビザという5年間のビザで、アメリカで事業が続く限り無制限に更新可、配偶者も現地で労働許可証(EAD)を取得すれば働けるという、労働ビザの中では「最強ビザ」らしいです。

提出書類は、旅行会社の法人サービスが中心となって、夫の会社の弁護士や米国支社HRが準備してくれました。事前に夫の英文レジュメ、経歴書や私の出生、勤務先情報などは送っています。

自分で用意したのは戸籍謄本(家族ビザなので)、家族全員分のビザ用写真くらいです。自分で準備したら相当時間かかるだろうな、、と思うような様々な書類を抱えて、いざ溜池山王の大使館へ。

 

簡単な流れ

① 入り口手前にいる警官に予約表を見せて門まで進む

スマホBluetoothをオフにしてセキュリティチェックを受ける

③ 大使館1階のビザ受付で提出書類を確認してもらい番号札を受け取る

④ 窓口に書類を提出し番号呼び出しを待つ

⑤ 呼び出されたら指紋を採取、面接の列に並ぶ

⑥ 窓口で面接を受け、ビザの発行可否が伝えられる

 

予約時間は9:15でしたが、9:00くらいから①を開始して全部完了したのが11時頃。ほとんどは④の待ち時間でした。わたしたちより後に来た人が先に呼び出されてたりしたので、おそらくビザの種類によって書類確認の時間が違うのでしょう。

面接、といいつつ、書類受付の窓口と同じチケットカウンターのような場所で受けるので、前に受けている人の会話の丸聞こえです。

 

「あ、私たちの前にセキュリティチェック受けた人、めっちゃ質問されてる。。」

「日本語であいさつしてそのまま面接も日本語で乗り切っている。。強い。。」

「え、今、I was arrested in the US.. って言った?嘘、何したんだ。。あ、別の場所に移された。。We love each other だから帰してくれってそんな理由でOKなの?あ、面接官奥で誰かとめっちゃ議論してる。。」

 

そんなことを思いながら並んでいると突然、

案内員「お客様!こちらに来てください!お客様!」

と大きな声が。ちょっと現場は緊迫。

後から夫から聞いたところによると、ブランド品に身を包んだ韓国人と思われる夫婦と通訳が家族を装い同じカウンターで面接を受けようとして(当然)ダメだと言われ、それでも「入口で一緒に受けていいと言われた」とウソをついて案内員を激怒させたとのこと。

そして夫婦だけで面接を受けたものの、全く受け答えできておらず(これも当然)ビザは下りなかったようで3人で肩を落として帰っていきました。。

そもそも、なんでそれで面接突破できると思ったのか非常に謎。。指紋採取を待っているときから、持ち込み不可のApple Watchをつけていたりして異様な雰囲気は放っていたんですけどね。

そんなこんなで、夫は並んでいる間中相当緊張したみたいで、ガチガチのまま鼻ピ、ガムをくちゃくちゃ噛みながら対応する黒人面接官の前へ。

 

面接官「What will be your position in the US?」

夫「I will reseach xxxx..」

面接官「You will reseach WHAT??」

(夫、不安そうに私の顔を見る、私はなんとなくうなずく、夫、話を再開)

夫「I will reseach xxxx......」

(面接官、PCに向かって30秒くらい何かを打ち込む)

面接官「(ニコッ)OK, your VISA has been approved. You will recieve your passport with VISA in the mail」

 

…なんと質問はこれだけ。そもそもこんなに面接短い人いなかった。留学生より短い。まぁ、何はともあれスムーズに終わってよかったよかった。

 

裏話

実は前日まで写真が規定にあってないかも、とかでバタバタでした。

写真館とかで撮ろうかとも思ったんですが、我が息子は生まれてこのかた止まったことがないのではないかと思われるほど落ち着きがないので断念。自宅の白壁紙+iPhoneで頑張った。

ビザ写真の規定は結構細かいのですが、以下のサイトが参考になった。特に、DS-160申請サイトでアップロードテストができることを知れたのがよかったな。

www.lieugaksquare.com

 

終わったあとは大使館近くのDEAN & DELUCAでご飯。しかし1週間前から面接練習をひたすら繰り返していた夫はまだ緊張の余韻解けず、食が細かったですw

その隣で私はのんきにで美味しいDeliご飯を満喫。

(夫は相当プレッシャーがかかっていたようで、この日の夜帯状疱疹を発症していましたw)

 

 

ちなみに、親の緊張を察知したのか、息子は前日から熱を出し面接当日はじじばばを緊急召喚。2時間くらいかけて朝7時半に来てくれました…感謝。。

それから軽い肺炎になり、面接から1週間経った今日、やっと保育園に行けるようになりました。

 

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受付時にもらった番号札