ゴールドペーパードライバー10年余ぶりの運転
アメリカに住むといえば、車は必須。
某埼玉の免許合宿で、10代のヤンキーに囲まれながら大学卒業間際に滑り込みで免許を取ったわたくし。
ヤンキー達は軒並みマニュアル免許を目指していたため、オートマの私は先に卒業となり、彼らが寂しがりながら見送ってくれたことはいい思い出です。
それから10年余り。
公道を走ったのは、1度きり。
立派なゴールドペーパードライバーであります。GPD nucomuraです。
夫は本気でアメリカへの運転を心配していました。
海外赴任先輩の奥様もペーパーだったらしく、出発前にペーパードライバー教習を受けたとのことで、「うちの妻にも受けさせる」宣言したと伝えられるGPD。
「ペーパードライバー教習、うけてみたら?(ニコッ)」と優しく聞いてもらいたかたったな…とか思いながらも拒否権はないので検索検索。予約予約。
私が利用したのはサワムラガク東京のお試しコース2時間9800円。特に評判とかは調べず広告でてたので決めましたw
好きな場所に教官がきてくれます。車がなければ教習車と一緒に。
ネット予約もできるけど、ちょっと相談したかったので電話すると、なんかタメ語っぽいおばちゃんが鉛筆ナメナメしてる雰囲気で対応。
一週間後、予約日。
割と有名な近くの神社を待ち合わせ場所にしたんですが、これが結構大きな神社で教官となかなか会えず。入り口が3つあったのが盲点。
目印となるカフェの名前をやっと聞き出し、耳をすませばばりに階段を駆け下り教官の車にたどり着きました。
電話口でも薄々気づいていましたが、教官はけっこうな天然系。友達のようなノリで、まずはこれ読んでねーと今日の流れや規約などが書かれたファイルを渡され近くの練習しやすそうな道まで連れていかれる。
規約には、教官も頑張るし車も保険は入っているけどなんか起こったら全部あなたの責任になります的なことが書いてあり、やはり教習所からやり直した方がよかったかな、、とちょっとビビる。
そして着いたのはなんと息子の保育園の目の前。おそらく時間的にはお昼寝の時間だが、さすがにセカンドバージンドライブを子供の近くでする気にはなれず、少し離れてもらいました。
そして早速運転席に乗り込み運転開始。アクセル踏まずのろのろクリープのみでひたすら左折練習。
クリープでもけっこう進むもんだなーとか思ってると隣の教官がハンドルを右に曲げるフォースをかけてくる。どうやら左に寄りすぎなようです。そういえば合宿でもあぜ道ギリギリでしたよって言われたっけ。
車幅感覚を掴むコツなど教えてもらって、だんだんいい感じに右折したりアクセル踏んだりできるようになり、促されるまま大通りへ船出!
近くの道路はけっこう交通量も警察も多く、よくサイレンを聞きます。夫も以前、シェアカーを借りて家に辿り着くまでに捕まってます。
パトカー、白バイ、警官に警戒しながら割と自由にあっちいこうかー、こっちいこうかー、と進む。「この車なんか生乾き臭くない?台風でびしょびしょになったのかなー」とか教官の天然発言につきあいつつ、途中で車線変更も何回か体験。
土地勘のある場所を車で走るのは新鮮で、楽しむ余裕も。
でも左車線がなくなる道でウインカー出さず右車線に入ってしまった時に、後ろの車が反対車線にはみ出しながら追い越してきたのが危なかった。しばらくは助手席の人に車線変更時の目視をサポートしてもらおうと思いました。
そして2時間ちゃんと自分で運転して終了。
教官の総評:
『広い道路だったら全然問題ないと思うよー。気になることあったらもう一回受けてもいいし直接連絡してもらってもいいし。』
ほんとかな。バックとか駐車とかしてないけどいけるのかな。出発前にもう一回受けようかな。
真面目な教官もいるようですが、私は天然系の教官が合ってたらしく、初めて運転できた!って感じられたので、次もやるならお願いしたいなーと思ってます。でも2時間9800円って、けっこう高いよね。教習所の設備もいらないし、車と教える人さえいればできるから、いいビジネスなのかもしれぬ。